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プロウペス®腟用剤10mg

プロウペス®腟用剤10mgの使用にあたって

プロウペスの有効成分であるジノプロストン(プロスタグランジンE2)には、子宮頸管熟化作用のみならず子宮収縮作用があり、産婦人科診療ガイドライン 産科編 20201)ではジノプロストンに対する感受性には個人差があるとされています。プロウペスの国内臨床試験において、プロウペス使用開始からアクティブな分娩開始(30分間にわたり規則的で明らかな痛みを伴う3分間隔の子宮収縮)によるプロウペス除去までの時間には個人差がみられ、アクティブな分娩開始による除去までの時間は385分(中央値)(81-698分〔最小値-最大値〕)と幅広く分布しています。そのため、プロウペス使用時には、そのような個人差を考慮して、分娩監視装置を用いて連続モニタリングを行い、妊婦と胎児の状態を十分に監視するとともに、妊婦の訴えに注意してください。

1)日本産科婦人科学会, 日本産婦人科医会編:産婦人科診療ガイドライン 産科編2020. 2020; 252-253.